老けない体を作る料理講座

旬のカラフル野菜で抗酸化力アップ

「酸化」と聞くとどんな状況が浮かんできますか?

私は「赤茶色に変色した錆びた鉄」が浮かんできます。
切ったリンゴが空気に触れて茶色くなる様子を思い浮かべた方も多いのでは?

酸化とは「錆びること」つまり老化現象です。

私たちは生きるために酸素を吸います。その酸素が体内に入り、成長や生存のためのエネルギーを作るのですが、その時に酸素の一部が「活性酸素」という物質に変化します。
この活性酸素が「体を錆びさせる」酸化の原因なんです。

本来「活性酸素」は体内に侵入してきた細菌やウィルスなど、敵の攻撃から体を守るために白血球が作り出す物質なんですが、活性酸素で一つ細胞が傷付くとその周りの細胞まで傷付きどんどん酸化が広がっていきます。

私たちは日々酸化している状態。
酸化の原因は本当に色々です。
息を吸って酸化。ストレス抱えて酸化。紫外線浴びて酸化。
お酒を飲んで酸化。太って酸化。
などなど・・・
常に錆びていっています。

錆びるということは「老ける」ということ。
ぞっとしますね><

もしこの酸化を防ぐ方法があったとしたらどうされますか?
きっと知りたい!それをやってたい!
と思われるはずです。

・・・・・・・・・・・・・・・
目次
●酸化を防ぐ=抗酸化力
●旬の野菜が秘めた抗酸化効果
●旬の野菜、知っている?
・・・・・・・・・・・・・・・

酸化を防ぐ=抗酸化力

日々私たちの体で生まれている「活性酸素」
攻撃的な活性酸素が体内で暴れるほど、酸化、老化のスピードアップ↑
そんなスピードアップできたらしたくないですよね。
できるなら酸化超スローペースがよくないですか?

その思いを叶えてくれる強い味方が「抗酸化物質」なんです。
できる限り「抗酸化物質」を上手に活用して酸化ペースをゆっくりできたらこんなに嬉しいことはないですよね^^
では、どんなものが「抗酸化物質」なのか?
具体的に見てみると

◎ビタミンACE(エース)
◎亜鉛
◎セレン
◎フィトケミカル(カロテノイド、ポリフェノール)

などがあります。
これらは野菜や果物などの食事から摂ることが可能です。
豊富に含まれているので、進んで摂取したい食べ物です。

旬の野菜が秘めた抗酸化効果

旬の野菜はとても元気で抗酸化力も高くできるだけ意識して取り入れたい食材です。
実は、旬の野菜にはその季節に私たちの体に陥りやすいトラブルをきちんと解決できるような栄養がしっかり含まれているんです。
錆びない体づくりの第一歩。!

「いつ、何を摂るか」

がとても大切なんです。

◎春野菜
(特徴)アクが強くてほろ苦いもの
(効果)解毒効果が高い

人間は冬の間、新陳代謝が落ち、脂肪や毒素、老廃物などを体にため込んでいるそうです。
そんなため込んでいるものを排出・無毒化するためには肝臓を酷使するので、肝機能を高めてくれる野菜が多いのも春野菜なんです。

◎夏野菜
(特徴)ぶら下がっていて水分の多いもの
(効果)紫外線から身を守るβカロテンが多い

夏は暑い!暑さだけで体が参ってしまいますよね。
なので、体を冷やしてくれる夏野菜を積極的にとりたい季節。
日焼け止めを塗るだけでなく、体の中から自然素材で紫外線対策するとより効果的ですよね。

◎秋野菜
(特徴)土のすぐ下か上にできるでんぷん質の多いもの
(効果)消化酵素の働きを高めて胃粘膜を保護する

夏の暑さは知らず知らず体力を奪い、体の機能が低下します。もちろん、食べものを分解する消化機能もしかり。
なので、秋はその消化機能を高めてくれるネバネバ栄養素「ムチン」を多く含む食べ物が多いんです。

◎冬野菜
(特徴)土の中に実って固いもの
(効果)ウィルスを防除して抗酸化力の高い

冬は寒く、寒さで活発さを増すウィルスがいっぱい。
なので、そんな敵から体を守るためには、体をポカポカ温めてくれる冬野菜をすすんでとりたいところ。
ウィルスは暑さに弱いこのが多いですから^^
カイロにたよらず、自家発電できる体作りが大切です。

旬の野菜、知っている?

旬の野菜を言ってください。

春・夏・秋・冬
どれくらい言えましたか?

今は年中作らているものが多く、なかなか野菜で旬を感じることが少なくなりましたが、「旬の野菜」を知ることが大切。
その季節に摂りたい栄養素が含まれていますから^^

〇4月
たけのこ、ふきのとう、山菜、新じゃが、新玉ねぎ、春キャベツ、アスパラ、スナップエンドウ、そら豆

〇5月
新じゃが、新玉ねぎ、春キャベツ、たけのこ、アスパラ、うど、ふき、しいたけ、わかめ、ひじき

〇6月
絹さや、南瓜(かぼちゃ)、インゲン、オクラ、梅

〇7月
トマト、なす、きゅうり、南瓜、ピーマン、オクラ、枝豆、レタス、トウモロコシ、ズッキーニ

〇8月
レタス、トマト、なす、南瓜、きゅうり、ゴーヤ、ピーマン、オクラ、枝豆

〇9月
トマト、なす、南瓜、しいたけ、さつまいも、しめじ、栗、青梗菜(ちんげんさい)

〇10月
カリフラワー、ニンジン、里芋、さつまいも、ごぼう、栗、しいたけ、舞茸、水菜、じゃが芋

〇11月
大根、蓮根、カリフラワー、ブロッコリー、山芋、かぶ、里芋、さつまいも、ごぼう、じゃが芋

〇12月
大根、蓮根、白菜、小松菜、カリフラワー、ブロッコリー、山芋、かぶ、里芋、春菊、ねぎ、水菜

〇1月
大根、蓮根、キャベツ、白菜、小松菜、カリフラワー、ブロッコリー、山芋、ねぎ、里芋、かぶ、水菜

〇2月
大根、ほうれん草、ふきのとう、キャベツ、わかめ

〇3月
キャベツ、菜の花、しいたけ、うど、にんにく、クレソン、たけのこ、じゃが芋、ふき

その季節の体が欲する栄養素がたくさん含まれているのが「旬野菜」
旬野菜を上手に食べて「錆びない体」を作りたいですね!

まとめ

「野菜な体にいい!」ということは皆さんが知っていることですが、
そこから更に一歩!

「旬の野菜を摂ると体にもっといい!」

酸化する=錆びる=老化現象
この悪循環サイクルを脱するための自然の恵みです。

旬野菜で抗酸化力を高めて、健康で若々しい自分を作りましょう!
今、食べているものがこれからの体の一部になりますから^^

◆実際に作ってみたい!と思われる方はこちら

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