老化=体が錆びると言われます。
錆びる=酸化
例えば、鉄が錆びるのは酸素が鉄の分子を取り込んで鉄を酸化させる反応。
切ったリンゴが空気に触れると茶色く変化するのも酸化。
人間は酸素が体内に入り、エネルギーを作るのに使われた後、一部が「活性酸素」という物質に変化します。この活性酸素(酸化力の強い酸素)は、侵入した細菌やウイルスを撃退できるのですが、活性酸素が過剰に発生すると、細胞を攻撃し酸化させ多大なダメージを与えてしまいます。
体を錆びさせない、老化に負けないためにも「抗酸化力」を高めることが必要です。
体を錆びさせるもの
タバコ・添加物・ストレス・紫外線・脂肪・飲酒・・・etc
タバコはホルモンの働きを妨げます。ホルモンの働きが妨げられると活性酸素が大量に発生して細胞を攻撃。老化が促進してしまいます。肌を健康に保つ働きをするビタミンやたんぱく質を沢山消費してしまうので、肌のシワ・かさつき・たるみに繋がります。
添加物がたくさん入った加工食品は、現代のミネラル不足を招いた原因のひとつ。冷凍食品、インスタント食品、ファーストフードなどに入っている「リン酸塩」は品質改良剤、結着材として使われることが多いのですが、ハムやソーセージなどの肉加工品の保水性を合成着色料の退色・変色防止、マーガリンやマヨネーズなど乳化した食品の安定剤としても使われます。リンの過剰摂取によって、カルシウムや鉄分不足になり、ミネラルバランスが崩れてしまいます。
白砂糖や、カフェイン、アルコールもビタミン・ミネラルをたくさん消費します。
抗酸化力を高めるもの
活性酸素の攻撃をブロックする性質を持つものを「抗酸化物質」と言います
抗酸化物質:ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・亜鉛・セレン・フィトケミカル(カロテノイド・ポリフェノール)などがあります。
ビタミン・ミネラルは体の組織を構成し、体調を整えるのに必要不可欠!
さらに、炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質の消化・代謝を助ける補酵素の役割があり、ビタミン・ミネラル無しでは体内での栄養素の消化や代謝は正常には行われません。
体内ではほとんど作られないので、食べ物から補給することが必要になります。
どんな食材にビタミン・ミネラルは豊富?
- 人参、ブロッコリー、小松菜、アボカドなどの野菜類
- 納豆、高野豆腐、きな粉などの大豆製品
- 海苔、あおさ、ワカメなどの海藻類
- アーモンド、落花生などのナッツ類
- 玄米、雑穀米などの精製されていない穀物
旬のお野菜を選ぶことも大切です。旬のお野菜は人間の体のサイクルに対応していて、日本の季節ごとに理にかなった役割を持っていて、抗酸化力も高いのです。
そして、効率よく摂取して抗酸化力をアップさせるには食材の組合せを工夫すると良いです♪
抗酸化力アップ=ビタミンC+ビタミンE
- ビタミンC…パセリ、ピーマン、ブロッコリー、ホウレン草、サツマイモ、レモン、イチゴ、キウイなど
- ビタミンE…玄米、かぼちゃ、アボカド、アーモンド、ごま、菜種油、ピーナッツ、うなぎなど
- 旬の野菜を食べましょう。
- できるだけ丸ごと食べましょう。
- 食の組み合わせも意識してみましょう。
- 主食を白米から玄米や雑穀米にしましょう。
食は毎日の事であり、食べたものでからだは作られます。
自分の大切なからだ。
知らなければ老化に負け、健康を害すことにも・・・・
知れば避けれる、防げることがたくさんあります。
上手に日常に摂り入れたいですね。